血液を汚す食事がアレルギーをつくる

私の育った時代に比べて、今のお子さんたちはいささか、外側からの刺激というものに敏感なように思えます。想い起こしてみると、昔の子どもたちはお世辞にも清潔とはいえない環境の中で、朝から晩まで、泥だらけになつて遊んでいました。それでも、小さなケガはあったとしても、病気にかかったりすることは意外に少なかったと思います。日常的に病原菌と接していたことが、病気に対して強い免疫力を持つ体質をつくつていたからでしょうか。

その理屈はある程度正しいといえるでしょう。だから、強い体を育むためにも、昔のように「子どもたちをどんどん不潔な環境へ送り込んであげましょう…」などとは申しませんが、皆さんのお子さんたちを、私たちの育った時代同様に、たくましく育てる方法があります。それが、これから紹介する千坂式体質改善メニューの実践です。アトピー性皮膚炎をはじめとする、お子さんのアレルギー体質でお悩みのかたは、たくさんいらっしやることと思います。

現代医学では、外部からの刺激に対抗してつくられる免疫抗体(さまざまな毒物に対抗する血液中の物質) の過剰な反応が、アレルギーを引き起こすと考えています。そこで、原因となる物質や刺激を避けること、あるいは免疫抗体の働きを抑えることをもって治療としているのです。

しかし、このような消極的な方法では、根本的な治療にはなりません。食事による体質改善で、アレルギー症状が表れることのない体を手に入れるのが本来のあり方でしょう。すべての食べ物の性質は、陰性・陽性、酸性・碗性、この4つを組み合わせた形に分類できます。

陰性は、血液の密度を薄めて新陳代謝を低下させる、体を冷やす、そして、ゆるめるという性質を持っています。これに対して陽性は、血液密度を濃くして新陳代謝を活発にし、体を温めて、引き締めます。これに加えて、酸性・碗性の別があります。血液を汚す性質が酸性、反対に、きれいにする性質が磯性です。